--.--.-- (--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2015.07.30 (Thu)
【PSO2】小説にするまでもない小話(ネタバレあり)
最新マターボード、EP3-6の各イベントおよびストーリークエストの重大なネタバレを含みます。
……が、大体自キャラ二人が言い合いするだけの文章です。
ネタバレ平気、もうストクエクリアした、そもそもストクエやる気がない、
あと自キャラばっかり展開でも大丈夫って方はどうぞ。
※前提:ルクスはシャルが自身のクローンである、ということはすでに知ってる
※前提:クラベルはよくシャルとルクスにご飯作りに来る
※前提:ストクエの後の話
「お帰り」
「……」
うつむいて廊下を歩くシャルに、ルクスが話しかける。
シャルは何も答えず、うなずく。ルクスはため息をついて部屋の扉を開けた。
「いろいろあって疲れてるだろ。茶でもいれてやるから座って待ってろ」
「……ん」
ルクスはふらつくシャルを無理矢理椅子に座らせる。
シャルは変わらず心ここにあらず、という様子で、どこを見ているのかもわからないくらいぼーっとしていた。
(無理もない、かもしれない)
シャルがアークスになって間もないときに見つけたという少女、マトイ。彼女が、深遠なる闇…になりかけて、行方不明になったという。
マトイを探せという命令はルクスにも来ていたが、ルクスはシャルが戻ってくると聞いて部屋で待機していようと思ったら、偶然戻ってくるシャルに鉢合わせた。
ルクスは紅茶を注いだティーカップをシャルの前に置く。
自分の分もついで、シャルの向かいに座った。
「……とりあえず、お前が無事でよかった」
「……」
「大体のことは聞いてる。これまでの顛末は、まあお前がベラベラ話してくれたのと同じだったけど。
……マトイがいなくなったみたいだけど、すぐ見つかるはずだ。
とりあえず、お前はしばらく安静にしてろ……って、シャル!?」
いきなり、シャルの目からぼろぼろと涙がこぼれる。
さすがのルクスもそれを見て驚いてしまった。
「……なんで、マトイちゃん、なの。
もう、やだ、なんで、アタシの大事な人たちは……いなくなっちゃうの……ッ」
「……シャル」
こぼれる涙をぬぐいながら、シャルは喚く。
「もう、失いたくなかったのに、なんで……! アタシが、アタシがいなくなれば、よかっ……」
「っ!!」
ルクスは立ち上がり、強くシャルの顔をはたく。
がしゃん、と音を立ててティーカップが床に落ち、割れてしまう。
シャルは何が起こったのかわからなかったように、おろおろとルクスを見た。
ルクスはち、と舌打ちし顔をしかめる。
「勝手に自分が死ねばよかったとかいうな、馬鹿」
「……でも、アタシは」
「なんだ、どうせオレのクローンだからとかいう気か!? 言ったら本当にぶっ飛ばすぞ」
「う……でも、でも」
「うっさい馬鹿!!」
ルクスは目元を袖でぬぐい、またシャルの顔をはたいた。
シャルはまた叩かれたことに驚くが、すぐに目に涙を浮かべルクスをぽかぽかと殴り始める。
「バカバカいわなくってもいいじゃないのー! ばかー! ルクスくんのバカああ! アタシがいっぱい悩んでるのに、アタシは……う、うわああああああん」
「うっさいバカオカマ、お前悩んだってしょうもないこと考えないだろーが!! 周りも見ないで、自分だけ犠牲にしようとして……」
「だって、だってえ! うわああああああん!」
「ええい泣くな!! 大体お前はな、自分の身を何だと思って……」
「ふんふふん♪ シャルが戻ってくるってことだし今日のごはんはスタミナつくようなものにしないとね!
……って、あらん。キミ、ルクスのサポートパートナー君じゃない。マティア、だっけ。部屋の前に座り込んでどうしたのよ」
「あ、クラベル……さん。えっと、あの、今、ますたーたちが……けんか、してるみたいで」
「ありゃまあ、あの子たちってば……まあ、今日は止めないでおこうかしら。シャルに何かあったのはあたしも理解してる。
たまには全力でケンカさせてあげましょ」
「……い、いい、の……かなあ」
「いいのいいの。アークスとはいってもそれなりの年の男の子のすることよ。これも青春!」
「……いいのかなあ……」
仲良くケンカしな。
……が、大体自キャラ二人が言い合いするだけの文章です。
ネタバレ平気、もうストクエクリアした、そもそもストクエやる気がない、
あと自キャラばっかり展開でも大丈夫って方はどうぞ。
【More】
※前提:ルクスはシャルが自身のクローンである、ということはすでに知ってる
※前提:クラベルはよくシャルとルクスにご飯作りに来る
※前提:ストクエの後の話
「お帰り」
「……」
うつむいて廊下を歩くシャルに、ルクスが話しかける。
シャルは何も答えず、うなずく。ルクスはため息をついて部屋の扉を開けた。
「いろいろあって疲れてるだろ。茶でもいれてやるから座って待ってろ」
「……ん」
ルクスはふらつくシャルを無理矢理椅子に座らせる。
シャルは変わらず心ここにあらず、という様子で、どこを見ているのかもわからないくらいぼーっとしていた。
(無理もない、かもしれない)
シャルがアークスになって間もないときに見つけたという少女、マトイ。彼女が、深遠なる闇…になりかけて、行方不明になったという。
マトイを探せという命令はルクスにも来ていたが、ルクスはシャルが戻ってくると聞いて部屋で待機していようと思ったら、偶然戻ってくるシャルに鉢合わせた。
ルクスは紅茶を注いだティーカップをシャルの前に置く。
自分の分もついで、シャルの向かいに座った。
「……とりあえず、お前が無事でよかった」
「……」
「大体のことは聞いてる。これまでの顛末は、まあお前がベラベラ話してくれたのと同じだったけど。
……マトイがいなくなったみたいだけど、すぐ見つかるはずだ。
とりあえず、お前はしばらく安静にしてろ……って、シャル!?」
いきなり、シャルの目からぼろぼろと涙がこぼれる。
さすがのルクスもそれを見て驚いてしまった。
「……なんで、マトイちゃん、なの。
もう、やだ、なんで、アタシの大事な人たちは……いなくなっちゃうの……ッ」
「……シャル」
こぼれる涙をぬぐいながら、シャルは喚く。
「もう、失いたくなかったのに、なんで……! アタシが、アタシがいなくなれば、よかっ……」
「っ!!」
ルクスは立ち上がり、強くシャルの顔をはたく。
がしゃん、と音を立ててティーカップが床に落ち、割れてしまう。
シャルは何が起こったのかわからなかったように、おろおろとルクスを見た。
ルクスはち、と舌打ちし顔をしかめる。
「勝手に自分が死ねばよかったとかいうな、馬鹿」
「……でも、アタシは」
「なんだ、どうせオレのクローンだからとかいう気か!? 言ったら本当にぶっ飛ばすぞ」
「う……でも、でも」
「うっさい馬鹿!!」
ルクスは目元を袖でぬぐい、またシャルの顔をはたいた。
シャルはまた叩かれたことに驚くが、すぐに目に涙を浮かべルクスをぽかぽかと殴り始める。
「バカバカいわなくってもいいじゃないのー! ばかー! ルクスくんのバカああ! アタシがいっぱい悩んでるのに、アタシは……う、うわああああああん」
「うっさいバカオカマ、お前悩んだってしょうもないこと考えないだろーが!! 周りも見ないで、自分だけ犠牲にしようとして……」
「だって、だってえ! うわああああああん!」
「ええい泣くな!! 大体お前はな、自分の身を何だと思って……」
「ふんふふん♪ シャルが戻ってくるってことだし今日のごはんはスタミナつくようなものにしないとね!
……って、あらん。キミ、ルクスのサポートパートナー君じゃない。マティア、だっけ。部屋の前に座り込んでどうしたのよ」
「あ、クラベル……さん。えっと、あの、今、ますたーたちが……けんか、してるみたいで」
「ありゃまあ、あの子たちってば……まあ、今日は止めないでおこうかしら。シャルに何かあったのはあたしも理解してる。
たまには全力でケンカさせてあげましょ」
「……い、いい、の……かなあ」
「いいのいいの。アークスとはいってもそれなりの年の男の子のすることよ。これも青春!」
「……いいのかなあ……」
仲良くケンカしな。
この記事のトラックバックURL
→http://rantoubiyori.blog94.fc2.com/tb.php/987-8eb1111d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
| HOME |