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2009.02.14 (Sat)

DX邸のバレンタイン

バレンタイン。
興味ある戦士と興味ない戦士とに別れるスマッシュブラザーズ。

リストラ組メンバーロイは、バレンタインは知ってましたが別のことに夢中になっていたようです。
チョコをもらう予定があるのか。

たぶん本人はないと思ってる。


と、言うわけでDX邸のお話です。
再びDX邸家政婦の蘭が登場します。
読んでやるという勇者は続きへGOでお願いします。

【More】






「やぁ、ロイ。何してるの?」


マルスが笑顔で話しかけてくる。

スマブラ別館、通称「DX邸」。スマブラXに参戦できなかったメンバーが止まっている館だ。
また、DXのころのステージにもつながる。(Xのステージにはつながらないし、僕らDX邸の人は行けない)
館の構成は、本館「X邸」とほぼ同じ。一回りくらい、DX邸のほうが小さいくらいかな。

で……ぼくとマルスが今いるのは、DX邸家政婦、蘭の部屋の前。


「蘭にドッキリしかけようかなって」


ぼくは、手に持ったヒモとクラッカーを見せて言う。

蘭はほんっっっとーーーーにクールで冷静で、ほぼ常に無表情。
蘭の驚いた顔・動揺した顔を見るためにドッキリを仕掛けることは、DX時代からの習慣になっている。
主に仕掛けるのはぼくやマルス、ピチュー。……けど、めったに成功しない。


「今度はどういう仕掛けにするつもりなの?」
「ドア開けたらクラッカーなるような仕組みにしようかなって。さっきX邸で、姫にいろいろおしえてもらったから、それを実行するんだ」
「……似たようなの前にやらなかった?」
「アレは不発だったじゃん」


ぼくはため息をつく。
まぁ、仕掛けてもたいていは見破られるんだけど。


「僕も手伝うよ。すぐにやらないと、ばれるでしょ」
「そうだなー。そろそろ見回りに来るだろうし……ちゃっちゃとやってしまおう」


ぼくとマルスは、早速仕掛けを取り付けた。
何度も似たようなトラップを仕掛けているので、取り付けは慣れてる。
すぐに、仕掛けは完成した。


「よし、後は蘭が来るのを待つだけだ」
「そろそろこのあたりに来るんじゃないかな」


ぼくらは、廊下の向こうを見る。
この時間帯だと、蘭は部屋に戻ってくるのだ。

……しかし、来ない。


「あれっ?」
「……マルス。蘭を見かけた?」
「いや、見てないよ」


……今日、蘭は確かにDX邸内にいたはずだ。
マスターやクレイジーのところに行くという話もなかった。

じゃ、何やってるんだ?


「ピチューにでも場所聞いてみる?」
「んー、知ってるかなぁ……」


会話していたとき、むこうからパタパタという足音が聞こえた。
角から、蘭が現れる。手には袋を持っている。
蘭は、こちらに向かってかけてきた。


「……ロイさん、ここだったんですか」
「蘭、何持ってるの?」
「もしかして……今日はバレンタインだから、チョコレートとか?」


マルスが笑顔でたずねる。
蘭は表情を変えない。ただ、仏頂面。


「マルスの分はないわよ」
「え、ひどいなぁ」
「X邸の家政婦からもらったんでしょう。……ロイさんは甘いもの、大丈夫でしたよね」


蘭がたずねてくる。ぼくはうなずいた。
……まともなものをもらえるかな。


「あの、これ……バレンタインチョコです」


袋から小さな箱を取り出し、ぼくに差し出す蘭。

……え?


「ぼくに、チョコ?」
「はい。……ご迷惑だったでしょうか」
「そ、そんなことはないよ! けど、意外だなって……」
「あれ、ロイってバレンタインチョコもらうの初めてだっけ?」


マルスが、顔を覗き込んでくる。
……今までももらったことはあったが、ほとんど姫からで蘭からもらったことはない。


「初めてじゃないけど、蘭からははじめて」
「……私も、バレンタインという行事としてあげるのは初めてです」
「知らなかったとか?」
「興味がなかったの……と言うかマルスはいつまでいるつもり?」


蘭が冷たい声でマルスに言う。
マルスは、仕方なさそうな表情で肩をすくめた。


「……あの、バレンタインってお返しもしなくちゃだめなんだよね」
「あっ、別にいいです。無理しなくても……」
「そう? けど、ありがとうね蘭。大事に食べるよ」


ぼくはそう言って蘭からチョコを受け取る。


「ねぇ、蘭。僕にはチョコ……」
「私が食べる予定だったチョコだったらあるけれど」


さ、と小さなチョコをポケットから出していう蘭。
マルスは苦笑い。後で聞いたけど、X邸家政婦のみよからもああいうチョコをもらったらしい。

蘭が、ふとこちらを向いた。


「あの、ロイさん。そのチョコ……部屋で、包みを開けてくださいね」


蘭がいう。
ぼくはうなずくと、蘭の表情が少しやさしいものになった。




そのあと、ぼくは蘭にいわれたとおり部屋で包みを開けてみた。
中には、トリュフと小さなメッセージカードが入っていた。


「……『次にスマブラが結成されるときは、メンバーに選ばれるといいですね』
ぼ、ぼくが気にしてることを……」


……ちょっと、涙目。






あとがき

ロイと蘭のお話。
蘭は、ロイにのみ敬語です。さん付けです。それ以外はタメ口です。
自分にも誰にも厳しい正確なのです、蘭は。
蘭とスマッシュブラザーズに関するお話は、たまーに書いております。
とりあえず私の愛用USBにはダークリンク参戦話なども入っております。公開する気はないが。

さて、もう一つバレンタイン話でも……
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